2014.07.26

富士登山 晴れても持とう 雨ガッパ!

富士山日記第8号 執筆者 環境省 箱根自然環境事務所 アクティブレンジャー 道又静香

 

夏休み最初の3連休!ということで、家族で富士登山を計画した方も多かったのではないでしょうか。あいにく、お天気はよくありませんでしたが、富士山はたくさんの人でにぎわっていました。
キリがたちこめ、雨が降ったり止んだりと安定しないお天気だったため、登山者のレインコートやザックカバーが富士山を彩りました。

カラフルな雨具を身にまとう吉田ルートの登山者たち【撮影:秋月】

富士宮ルートで、そんなしっかりとした装備の方々の中を、さっそうと通り過ぎる男性に目が行きました。折りたたみ傘にダウンジャケット、短パン。。。たくましそうな方でしたが、ちょっと心配です。お話しをうかがうと、レインコートは無く、八合目まで行こうと思っているとのこと。「無理せず、危険を感じたら途中で下山して下さい」と伝えると、さっそうと登って行かれました。
御殿場ルートでも、6合目付近で、雨の中、雨具を持たずに震えている登山者を見かけたため、雨具代わりになるよう大きなビーニール袋をお渡しし、下山していただきました。
最近の登山ブームによって、しっかりと装備される方々が増えていますが、軽装登山をなさる方もチラホラといらっしゃいます。

その日は、大雨かと思ったら、突然ヒョウが降ったりと「富士山の天気は変わりやすい」と実感させられる一日でした。富士登山には、どんなお天気でも雨具ガッパがは必須です。

キリによって先が見えない富士宮ルート登山道 【撮影:道又】

万が一に備え、富士登山をなさる際は、ぜひこの「富士登山オフィシャルサイト」で装備をはじめ、たくさんの旬な情報を収集してからお出かけ下さい!