2017.08.16

富士山で道迷いをしないために

富士山日記第60号(執筆者 環境省 箱根自然環境事務所 宍戸)

今年の富士山シーズンも中盤に差しかかりました。
沢山の人が訪れる富士山では、例年多くの道迷いが発生しています。今年も道を間違え、誤った所へ向かってしまう事例が多々発生しているようです。

今回は富士山で道に迷わないための注意点を挙げていきたいと思います。

富士山には4つの登山口と登山ルートがある

富士山の山頂へ至る登山ルートは4つあります。それぞれ登山の起点となる登山口が異なります。

  吉田ルート(黄色)の登山口:富士スバルライン五合目
  須走ルート(赤色)の登山口:須走口五合目
  御殿場ルート(緑色)の登山口:御殿場口新五合目
  富士宮ルート(青色)の登山口:富士宮口五合目

上記の図のようにルート毎に色分けが決められていて、登下山道にある標識などもこの色付けがなされています。自分のルートの色を覚えておき、標識の色と合っているか確認しながら歩きましょう。

また万が一道に迷うなどして救助を求める場合は、標識に書かれている位置番号が現在地を示す手がかりになりますのでその番号をお伝えください。

須走ルートだったら標識に赤色が塗られています。○印の中が位置番号。

登山道と下山道の確認を

各登山ルートによって登山道と下山道が同じであったり別であったりします。

  吉田ルート:登山道と下山道は別(登山道は本八合目から須走ルートと共通・下山道は八合目まで須走ルートと共通)。    
  須走ルート:登山道と下山道は別(登山道は本八合目から吉田ルートと共通・下山道は八合目まで吉田ルートと共通)。
  御殿場ルート:登山道と下山道は別(七合目から上では同じ)。
  富士宮ルート:登山道と下山道は同じ。

文章で書かれると難しい感じがしますが、しっかりと地図で確認しながら行けば大丈夫です。

吉田ルート・須走ルートの下山道分岐点に要注意!

シーズン中に1000人もの人が道間違えをするポイントがあります。山頂から吉田口・須走口へ下山する場合、下山道八合目までは同じ下山道を下りますが、その下山道八合目からでそれぞれの登山口へ別れる分岐点です。分岐点は少し分かりづらい上、疲労で注意力が落ちているとは思いますが、間違えないようこのポイントをしっかりと意識して下山して下さい。
下山道分岐位置図。
 
分岐点のイメージ。
 
時間によっては分岐点にナビゲーターの方がいますので道が分からなかったら聞いて下さい。
 

情報収集は十分に

当日に登山地図を持参するのはもちろんのこと、どの登山ルートから登り、どの登山ルートから下りるのか事前にしっかりと確認しましょう。また最近では、スマホのGPS機能を利用した登山用地図アプリなども存在するのでそれらを活用するのもいいかもしれません。

富士山は日本一高い山ですので、万全の準備をして登山に向かってください。
備えあれば憂いなし!
皆さんばっちり準備をして富士登山を楽しんでください!