富士山の楽しみ方
登山をより楽しむために
富士登山のためのトレーニング
日頃からのトレーニングで富士登山を快適に!
富士山の登山者の特徴のひとつとして、登山初心者が多い点があげられます。標高3,000mを超える富士山は、決してやさしい山ではありません。山頂まで登り切る体力を日頃から整え、登山に慣れておくことが必要です。
- 下山時の事故防止のためのスクワットや筋力トレーニング、心肺機能を高めるためのウォーキングなどの有酸素運動など、日頃からのトレーニングが重要です。
- 登山が初めての場合は、近くの手軽な山でのハイキングで登山に慣れておきましょう。
- 富士山の登山シーズンが始まったら、富士山中腹や標高のやや高い山での登山を試してみましょう。装備のチェックにもなります。
富士山中腹等のハイキングコース
※登山道及び周辺の道路は通行止めの区間が一部ございます。正確な情報が必要な場合には各所に確認してください。
富士山五合目周辺のコース(山梨県)
- 吉田ルートの登山口である富士スバルライン五合目(標高約2,300m)をスタートし、富士山中腹の自然に親しみながら歩けるコース(4コース)。古くから登山道として利用されてきた吉田口登山道、精進口登山道や御中道の一部が含まれます。グループを対象とした自然解説も行っています。
吉田口登山道(山梨県)
- 富士吉田市内の北口本宮冨士浅間神社を起点として山頂へ至る古くからの登山道です。六合目で吉田ルート六合目と合流します。
- 富士スバルライン五合目から山頂までの登山と合わせると、麓から山頂まで登った歴史をたどる登山が体験できます。
富士山休養林ハイキングコース(静岡県)
- 富士山南麓の1,200~2,500m付近一帯に整備された13コースの登山道。宝永火口、二ツ塚、御殿庭など富士山一帯の多様な自然を楽しめます。
- コースの一部には、古くからの登山道である須山口登山道を含み、歴史をたどりながら自然を満喫できます。
その他のハイキングコース
関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)
- 関東地方1都6県を一周する長距離自然歩道です。丹沢、高尾山、秩父、筑波山など、関東地方の代表的な山が含まれています。登山初心者向けのハイキングコースも多くあるため、登山に慣れるために、区間を区切って利用すると良いでしょう。
- その他の地方にも、それぞれ長距離自然歩道が整備されています。
富士山を感じるおすすめハイキングコース
実際にハイキングコースを歩く場合には、必ず最新情報を別途、ご確認下さい。
富士山の自然
富士箱根伊豆国立公園 富士山地域の自然
富士山地域は富士箱根伊豆国立公園に属しており、およそ一万年前の火山活動で現在の均整のとれた姿の美しい成層火山-富士山と、その噴火によって堰き止められた山中湖・河口湖・西湖・精進湖・本栖湖の富士五湖、寄生火山の宝永山、大室山、及びその周辺地域を公園区域としています。周辺には溶岩流が残した風穴、氷穴、溶岩樹型や丸尾地形と30km²にも及ぶ針広混合の自然林、青木ヶ原の樹海や亜寒帯針葉樹林帯のコメツガ、シラビソ林、森林限界の矮生のカラマツ、御中道付近の高山植物帯等の特徴的な自然が見られます。

富士箱根伊豆国立公園富士山地域の範囲
公園計画図(縮尺1/50,000又は1/25,000)
富士山で見られる特徴的な自然資源等
地形・地質

玄武岩質の成層火山
小御岳火山の麓に約10万年前に誕生したのち、古富士火山と新富士火山の噴火活動によって現在の円錐形の形が出来上がった。

宝永山・宝永火口
ここにテキストを入力してください。1707年(宝永4年)に大規模な爆発があり、宝永火口をつくり、東側に火山灰による広大な火山荒原を形成した。この大噴火の後は噴火活動を休止している。
宝永火口は、第1から第3火口まであり、江戸時代に栄えた須山口登山道はこの噴火によって崩壊した。

溶岩洞穴・溶岩樹型
ここにテキストを入力してください。粘性が低く、流れやすい玄武岩質の溶岩が広範囲に広がって、麓には数多くの溶岩洞穴や溶岩樹型などの特殊地形を生み出した。
溶岩洞穴は、流出した溶岩の内部からガスなどが放出されてできたとされている。また、溶岩樹型は、溶岩流が樹木をなぎ倒し、溶岩の中で樹木が焼き尽くして残った空洞。
大沢崩れ
富士山の西側の頂上直下から侵食によって谷が形づくられているのが大沢崩れで、富士山の東側に比べて火山灰の降下が少なかったために大きな沢になったとされている。
湧水等
金明水・銀明水
山頂の起伏ある地形により生み出される湧き水。

金明水

明水

このしろ池
山頂の水溜り状の池で、渇水期には枯渇する。
泉ヶ滝
富士スバルライン五合目から六合目へ至る途中、吉田口五合目への分岐点付近に見られる小規模な滝。夏期にはほとんど流水が見られない。
植物相

火山荒原に生育する植物
標高700mの丘陵帯から標高2,500m付近の森林限界以上の高山帯までの垂直分布が見られる。
山麓から山頂までの垂直分布がきれいに見ることが出来るため、古くから草山、木山、焼山と区分して呼ばれてきた。
近年、中腹の樹林帯ではニホンジカが増え、そのために食害が問題となっている。ニホンジカによる食害によって森林の植物相が大きく変化することが懸念されている。

火山荒原に生育する植物
宝永の大噴火によって降下した火山灰が厚く積もる東側斜面では、砂礫地にフジアザミ、フジハタザオ、オンタデなどの植物が特徴的に見られる。

キノコ
五合目付近までの樹林帯では、多様なキノコが生育している。
景観・自然現象等

影富士
独立峰である富士山は、太陽が傾斜するとその山容の影が地上に伸び、天候が良ければ登山道から見られる。

富士山にかかる雲
駿河湾、相模湾から吹く風が富士山にあたって山頂付近では複雑な風が吹いている。山頂付近の風向風速や湿度等によって、傘雲や吊るし雲など独特な形の雲がかかり、その形によっておおよその天気が予想できる。
富士山の自然観察施設等
富士山の火山としての成り立ちや特徴、特徴的な動植物については、関連する施設やホームページ等で詳しく見ることが出来ます。
河口湖フィールドセンター
富士山剣丸尾溶岩流上にできた自然林を利用したガイドウォークなどを行っている。同じ敷地内にある船津胎内樹型は、富士山の溶岩流が作り出した付近一帯では最大級の溶岩樹型で、天然記念物に指定されている。溶岩樹型内を観察することができる。
〒401-0301 山梨県南都留郡富士河口湖町船津6603
電話:0555-72-4331
山梨県富士山科学研究所(旧:山梨県環境科学研究所)
生態観察園、自然観察路などの屋外施設では、富士北麓の生態系や野鳥が観察できる。富士山噴火による溶岩樹型なども観察できる。富士山の溶岩流観察会や野鳥、野草の観察会なども行っている。
〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田字剣丸尾5597-1
電話:0555-72-6211(代表)
富士山の自然を解説しているウェブサイト
富士山の歴史文化
富士山の歴史文化資源
富士山の周辺には、いくつもの浅間神社を始め、江戸時代に盛んだった富士講登山の歴史文化資源などが数多く分布しています。
平成25年6月22日には、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の名で日本国内で13番目の世界文化遺産としての登録をされました。
世界文化遺産となった構成資産は、下記で確認できます。

夏山開山祭の様子<小御嶽神社>
富士山の歴史文化を知るための施設
展示や解説等を行っている周辺施設等としては、下記があります。
特別名勝富士山の詳細についてはこちらへ
富士山を知るための施設等
富士山を知るための施設等
富士山の自然や歴史文化等について、展示や解説等を行っている周辺施設としては下記があります。
| 名称 | 概要 | 所在地・連絡先等 |
| 山梨県立富士山世界遺産センター(外部リンク)(北館:旧富士ビジターセンター) | 世界遺産富士山の価値を情報発信するとともに、富士山を未来に向けて守り伝える保全の拠点、また観光を中心とした地域振興の拠点として、平成28年6月22日にオープン。世界遺産富士山をさまざまな音や照明、仕掛けを通して、たっぷりと体感できる。 | 〒401-0301 山梨県南都留郡富士河口湖町船津6663-1 電話:0555-72-0259 入館料:無料 休館日 (南館):第4火曜日 (北館):年中無休 |
| ふじさんミュージアム(外部リンク) (旧:富士吉田市歴史民俗博物館) |
映像を投影した立体模型により富士山の自然を学ぶことができるほか、富士講をはじめとした歴史や自然を最新鋭の映像や展示で楽しむことができる。屋外には富士講の人々を案内した御師の家が復元展示されている。 | 〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田2288-1 電話:0555-24-2411 FAX:0555-24-4665 入館料: 大人400円 小中高生200円 |
| 山梨県富士山科学研究所(外部リンク) (旧:山梨県環境科学研究所) |
山梨県内の環境を広く調査研究しているほか、富士山に関する書籍やビデオ等の資料が閲覧できる。屋外には生態観察園等があり、富士山の特色ある自然が観察できる。 | 〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田字 剣丸尾5597-1 電話:0555-72-6211(代表) E-mail:www-admin@mfri.pref.yamanashi.jp 入館料:無料 |
| 富士山レーダードーム館(外部リンク) | 1999年に撤去された山頂のレーダードームが移設され、山頂での気象観測の歴史などが展示されている。 | 〒403-0006 山梨県富士吉田市新屋1936-1 電話:0555-20-0223 入館料: 大人610円 小中高生410円 |
| 静岡県富士山世界遺産 センター(外部リンク) |
木格子で覆われた逆円錐形の展示棟が特徴的な静岡県富士山世界遺産センターは、富士山の疑似登山体験や、自然や文化、歴史など、様々な富士山を学べる施設。 | 〒418-0067 静岡県富士宮市宮町5-12 電話:0544-21-3776 入場料: 一般300円 団体(20名以上)200円 ※大学生以下、70歳以上、障害者等は無料(要証明) |
| 田貫湖ふれあい自然塾(外部リンク) | 田貫湖畔にある自然ふれあい活動の拠点施設。メイン施設には富士山の洞窟を体験できる施設もある。富士山周辺の自然観察会を開催している。 | 〒418-0107 静岡県富士宮市佐折633-14 電話:0544-54-5410 入館料:無料 |
| 富士山樹空の森(外部リンク) | 天空シアターは、日本最大の富士山麓模型と立体スクリーンでダイナミックな映像で富士山の姿を楽しめる。 | 〒412-0008 静岡県御殿場市印野1380-15 電話:0550-80-3776 入園料:無料 入館料: 大人300円 小中学生150円(天空シアター) |
| 裾野市立富士山資料館(外部リンク) | 富士山の成り立ち、地形や地質、動植物など富士山の特色ある自然を展示や映像で紹介。須山口登山道の調査や観察会等も行っている。 (現在休館中) |
〒410-1231 裾野市須山2255-39 電話:055-998-1325 入館料: 大人210円 小中学生100円 |
富士登山周辺施設
より大きな地図で 富士登山周辺施設 を表示
写真集
富士山の美しい姿
富士山の美しい景観、富士山からの眺望、富士山の自然や歴史文化などが見られるサイトを集めました。

山頂にかかった笠雲(生物多様性センターより)

御来光(山頂から)
富士登山だけじゃない!
おすすめの富士山の楽しみ方
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おすすめの富士山の楽しみ方
遙拝の富士山(富士山がある風景100選)
日本のシンボルでもある富士山の魅力をもっとお伝えするため、環境省と周辺の都県・市町村が中心となり、富士箱根伊豆国立公園指定80周年記念事業の一環として、富士箱根伊豆国立公園と周辺地域の代表的な富士山の展望地を”富士山がある風景100選”として選定しました。特に富士山の魅力である「優れた風景と自然、それに根差した文化」をより感じていただけるような、美しい自然と富士山、ダイヤモンド富士などの特徴的な風景、浮世絵等の芸術作品の題材となった風景等の素晴らしさをご堪能ください。
富士山のある風景100選 リーフレット (PDF 1,228KB)
富士塚、冨士講、富士山五合目、富士下山の勧め
富士山の周辺には、いくつもの浅間神社を始め、江戸時代に盛んだった富士講登山の歴史文化資源などが数多く分布しています。平成25年6月22日には、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の名で、日本国内で13番目の世界文化遺産としての登録をされました。
上記タブより、富士山の自然や歴史文化等について展示や解説等を行っている周辺施設を確認できます。
五合目や山小屋でも御来光が拝めます

ゆっくり宿泊して安全登山

山小屋から見る御来光
富士山では山頂でなくても、キレイなご来光が見えるのです。
頂上でご来光を拝むためには、夜中に山小屋を出発し、ヘッドライトの明かりを頼りに岩場を登らなければなりません。
でも、例えば泊まった山小屋でゆっくりご来光を迎え、明るくなってから山頂を目指せば、足元もよく見え、渋滞も少なく快適に登山を楽しむことができます。
<吉田ルート>
五合目以上のどこからでもご来光を見ることができます。
山小屋から見る御来光一覧(外部リンク) (富士山吉田口旅館組合)
<須走ルート>
樹林帯を抜けると、どこからでもご来光を見ることができます。
<御殿場ルート>
ルート上のどこからでも、ご来光を見ることができます。
<富士宮ルート>
新七合目から上で、ご来光を見ることができます。(時期によって条件が変わります。)
混雑を回避する
吉田ルートの五合目には展望広場があります
吉田ルート五合目、古御岳神社の奥に、山頂方面をダイナミックに見渡せる富士山五合目展望広場があります。展望台からは御来光も拝めます。
駐車場から近くアクセスも簡単です。ぜひお立ち寄りください!
山梨県/富士山五合目展望広場(pref.yamanashi.jp)(外部リンク)