2023年登山シーズンは終了しました。
  下記登山道は冬季閉鎖中です。
   ・吉田、須走、御殿場:5合目~山頂
   ・富士宮:6合目~山頂
   ・山頂(お鉢めぐり)

今年は大変混雑します!

2023年登山シーズンは、アフターコロナによるインバウンドも含めた観光交流の回復により、国内外から多くの登山者が富士山に訪れる見込みです。富士山の山小屋は、すべて予約制。山小屋の定員数(収容能力)はコロナ以前の約3割~5割定員数を減らしており、これまでは週末やお盆に集中する傾向が、連日の混雑が見込まれます。富士登山を希望する日に山小屋が予約できるとは限りません。

無理のある日帰り登山は危険です!

山小屋に宿泊せずに登山することは、十分な登山経験や体力、技術がなければ大変危険です。

特に弾丸登山(※1)や日帰りの軽装登山(※2)は非常に危険です。

時間的・体力的に余裕をもった登山計画を立て、装備や体調を整えてから富士登山に臨みましょう。

(※1)弾丸登山・・・五合目を夜間に出発し、山小屋に泊まらず夜通しで一気に富士山

頂を目指す0泊2日の登山形態

(※2)軽装登山・・・登山に必要な装備を持たない登山形態


(弾丸登山の様子)
(軽装登山の様子)

富士登山のリスク

*名称をクリックすると「山で注意すべき体調不具合について」のページに移動するので、
 改めて該当のタブをクリックし直して下さい。

高山病

・・・高い山は、平地に比べ気圧が低く酸素濃度が低いため、酸欠になり引き起こされる病気

低体温症
・・・脳や心臓など生命を維持している臓器の温度(深部体温) が35℃未満となること

熱中症
・・・気温や湿度が高い環境下で体温の調整がうまくいかず、めまいやだるさなど様々な症状が起こる状態
 
疲労遭難
・・・疲労により行動不能となり自力下山できなくなること

 

登山道が混雑するとどうなるの?

山頂近くの登山道が混雑するとびっしりと人がひしめき合い、前に進むことも後ろに戻ることもできなくなることがあります。
混雑した登山道で道の端や道の外を歩く登山者がいると落石事故の原因となり、下を歩いている登山者の命にかかわる事故につながることがあります
予約していない山小屋やその周辺では休憩するスペースを確保できないことがあります。天候が急変したときであっても、公衆トイレや山小屋併設のトイレの中で待機することはできません。
さまざまな原因による救助要請の件数が増加することが予想され、救助機関の対応に普段より時間がかかることがあります。

(御来光渋滞の様子)
(見上げると転がりそうな石がたくさん)
山小屋の宿泊予約を取る、混雑日を避ける、混雑時間帯を避ける、帰りの時間を意識するなど、慎重な登山計画を立てましょう。

また、山小屋は24時間営業ではありません。夜間の急な宿泊や休憩はできません。さらに、山小屋トイレも営業時間外は使用制限される場合がありますので、ご注意ください。